翁方綱『蘇齋筆記』訳註 (一)
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概要
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清の翁方綱『蘇斎筆記』十六巻は、翁方綱とその門人の葉志〓から、朝鮮の金正喜へ贈寄した写本で、文字どおりの孤本である。のちこの原本は、わが国に舶載されて三宅真軒が蔵し、また無窮会に逓伝し、その神習文庫に現蔵されている。本稿はこのうち、書法に関わる巻十三〜十六を鈔出し、訳註を試みるものである。ただし紙幅の都合上、数回に分載することになる。本号では〔一〕翁方綱について、〔二〕『蘇斎筆記』について概説し、ついで『蘇斎筆記』巻十三 (全二八条) のうち、<篆> の全文にあたる一七条を訳註する。
- 跡見学園女子大学の論文
- 1986-03-15
著者
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