上肢の関節角速度の上肢先端の速度に対する貢献
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究ではISBの角度定義を参考に, 上肢3関節の関節運動の7自由度の角度を定義し, その回転軸まわりの角速度ベクトルを考え, 先端速度の内訳を角速度の項の総和であらわした。また各体節座標系の直交三軸まわりの角速度ベクトルを考えた場合や, 肩関節の角度を絶対角度で算出した場合と比較した。本研究の計算方法を用いることによって, 角度定義の回転軸まわりに角速度ベクトルを考えているため各角速度を関節運動と対応づけられる。また肩関節の角度を胴体に対する相対角度であらわしたために上腕の姿位に関係なく各角速度を関節運動に対応づけられる。しかし手首関節の角度定義は, 掌屈・背屈について解剖学的角度定義とはやや異なる。前腕にマークを取り付けない場合には, 橈尺屈と掌背屈の先端速度の貢献は, 両者を合わせて考えるのがよい。
- 1996-03-19
著者
関連論文
- 運動経験が腰椎・踵骨の骨塩量に与える影響
- 329.同一個体における腰椎と踵骨の骨塩量差の検討
- 足底スキャナーの開発と臨床応用
- 上肢の関節角速度の上肢先端の速度に対する貢献
- 両足支持期におけるハンマー頭部の移動距離の内訳
- 投擲者からみたハンマー頭部の加速度について
- テニスのサ-ブの球種の違いによる上肢の関節やボ-ルの運動学的分析--ラケットの座標系からみた場合について
- テニスのサービスにおけるラケット速度や角速度の内訳 : フラット, スライス, スピンの比較
- 両足支持期におけるハンマー頭部の移動距離の内訳