ポートフォワーディングにおけるアクセス制御について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
組織内部ネットワークの入り口に設置されるファイアーウォールでは、1ケ所で集中的にアクセス制御を行うため、ユーザの多様なニーズに対処しにくい面がある。補助手段として、ポートフォワーディング技術を用いてファイアーウォールを越えるトンネルを構築し、それらのトンネルごとに対して個別的に十分なアクセス制御を行えば、内部ネットワークのセキュリティを弱体化することがなく、ユーザのニーズにも対応しやすくなる。個別的にアクセス制御を行うには局所システムの管理者やユーザの参加が不可欠である。そのため、より安全かつ管理し易いトンネル構築アプリケーションが必要になる。そのため、本稿は、複雑な設定が不要で、従来のユーザ登録情報も活用できるアプリケーションを考案し、有効性を検証するための実験を行う。
- 三重大学の論文
- 2004-03-31