整形外科領域での等運動性筋力強化訓練とその治療効果
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概要
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整形外科領域の治療においては筋力低下が重要な問題となる。この問題に対処するため等運動性筋力強化・評価装置(リハメイト)を用いて筋力低下のある30名の患者の治療を行なった。筋力評価を筋力強化訓練開始時より一週間ごとに行ないその結果を検討した。変形性関節症や骨折などの外傷で廃用性筋萎縮に起因する筋力低下では経時的に良好な筋力の増強が認められた。多発性神経炎や脊髄損傷などの神経疾患でも筋力の増強が認められたが外傷群程ではない。また若年者ほど筋力増強が著しい。運動療法のなかにリハメイトのような訓練機器を取り入れるととにより,より効率的な治療が可能である。