高等学校数学科教育課程における日中韓比較研究 : 日本の教育課程の変遷に焦点を当てて
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概要
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本研究は日本・中国・韓国の高校数学の教育課程及び教科書を基に目標や内容の取扱いについての比較を行い,それぞれの特徴を明確にするための調査研究である.その結果,中国や韓国は教育の目的を人材養成におき,国力を高めようとする意図が明確にみられ,また,教科書の比較から中国や韓国は日本より必修の内容が多く,数学内容の系統性により配慮していることなどが明らかになった.さらに関数や集合の扱い方に違いがあることがわかり,これに焦点を当てて現代化以降の日本の高校数学科教育課程の変遷を考察した.
- 秋田大学の論文
- 2005-04-28