趙元任訳・中国語版Alice's Adventures in Wonderlandにおける言語遊戯について(奥田俊介先生、高木道信先生、高橋正先生退職記念号)
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概要
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ルイス・キャロル(Lewis Carroll)の『不思議の国のアリス』(Alice's Adventures in Wonderland)をはじめて中国語に訳したのは,言語学者の趙元任(Chao Yuen Ren;1892-1982)であった。留学先のアメリカで『アリス』を知った元任は,たちまちその魅力にとりつかれ,みずからの手で翻訳を試みる。天分の語学力とユーモアのセンスを活かしたその訳は,キャロル研究家ウォーレン・ウイーヴァー(Warren Weaver)に大いに賞賛されるものとなった。本稿では,元任訳で特に優れていると評された言語遊戯の訳について,訳者の果敢な挑戦ぶりを検証する。
- 2004-12-31
著者
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