消化器外科における内視鏡外科手術の位置付け : 特に大腸癌において
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概要
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われわれが確立した大腸癌に対する治療としての後腹膜アプローチによる腹腔鏡下大腸切除術の手技を示した。1994年6月から2003年12月までに施行した大腸癌に対する腹腔鏡下手術309例の短期・長期成績を検討した。主要な術式別の平均手術時間は,回盲部切除術98.5±28.0min,右半結腸切除術103.1±26.5min,左結腸切除術125.1±38.1min,前方切除術147.4±47.7minであった。開腹術に移行症例は,10例,3.2%。このうち,100例目までは,9例,9.0%であった。Learning curveは良好であった。術後合併症は,イレウス17例,5.5%,縫合不全6例,1.9%に経験した。Port site recurrenceはみられなかった。長期予後は,cur Aで5年生存率93.4%であった。大腸癌に対する腹腔鏡下大腸切除術は,良好な治療成績を示しその位置付けを示した。
- 2004-07-01
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