昨今の教育環境に対応する教員の養成・確保について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、我が国における学校教育現場など幼児・児童・生徒を取り巻く教育環境には、想像を絶する大きな変化が生じ、各種の教育問題・教育病理が生起している。このような中で、幼児・児童・生徒の教育に直接関わる教員の資質・能力が改めて問い直され、教育職員養成審議会を中心に教員養成の在り方に関する改善策が検討されて来た。その結果、教育職員免許法の一部改正などによって、教員養成課程のカリキュラムの改善が図られるなど、教員の資質向上に向けての多くの提言がなされていることは評価に値することである。しかしながら、これ程までに家庭及び地域社会の教育力が衰退し、早急な回復を期待することが困難な状況においては、特に大胆な施策によって「心の教育」を可能とする教員の養成・確保に努めることが極めて重要であると考える。
- 東大阪大学の論文
- 2004-03-15