第二次世界大戦後の日本における東南アジア認識再考 : 『ビルマの堅琴』によせて(上野秀夫教授退任記念号)
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概要
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第二次大戦後から現在に至る日本のアジア認識の変遷を検証するのが本論文の目的である。特に東南アジアを素材とする代表的な議論を扱うことによって,その特徴を検出したい。戦争直後の代表的なものとして竹山道雄の著作『ビルマの竪琴』及び彼に対する批判を検討する。続いて梅棹忠夫の『文明の生態史観』を論じる。最後に今後の日本とアジアの関係を論じる際に最重要となると思われる幾つかのポイントを指摘する。
- 2005-03-25