戦後日本の自動車産業における参入と産業政策
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概要
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戦後日本の自動車産業は,欧米のような協調的寡占ではなく競争的寡占になった。日本の自動車産業が急速に国際競争力をつけて良好な成果を持っているのは,この競争的寡占に原因を求めることができる。しかし,原局原課の産業政策の意図は,参入を制限して既存企業を優先して,市場を競争的にすることではなかった。自動車における産業政策を検討して,その効果とこれに対応する新規参入企業の行動を検証した。どうして,この産業政策に反して参入がおこり競争的寡占市場になったのか実証的に明らかにした。差別化寡占の市場での既存企業と参入企業の行動について分析した。
- 近畿大学の論文
- 2004-03-25
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