仮名文の表記原理への軌跡(II.人文・社会科学系)
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概要
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古代日本語における仮名文の、その表記原理の確立に至る過程として、書状等の仮名文以前の資料を再検証することによって、連綿・墨継ぎ・文字の大小の書き分けなど、単純な方法によってではあるが、単語・文節・文などの言語単位に対応した切れ目表示を行っていることが確認できる。これは、平仮名が文章を書き綴る道具として実用化していくために、きわめて自然に発生した方法であると考えられ、日本語書記史上にあらかじめ予定されていた必然の成り行きであったと考えられる。
- 千葉大学の論文
- 2005-02-28
著者
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