1990年代における日本の安全保障政策の変容
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概要
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日本の安全保障政策は1990年代に入って以降大きく変容した。その背景にはいくつかの要因が考えられるが,本稿では乳東アジアの安全保障上の最大懸案である朝鮮民主主義人民共和国.(北朝鮮)・による核危機炉どのような影響.を与えたのかに焦点を当てて,その変容の様相を浮き彫りにすることを目的とする。そのため,まず北朝鮮による1993年以降の核危機を概観し,次に日本政府の対応を,特に97年の日米防衛ガイドラインの改定,並びにこれに実効性を与える99年の「周辺事態安牟確保法」に着目して検証する。最後に,両者の安全保障政策上の意義を論じ,日本の安全保障赦策が冷,戦期のそれとどりように変容してきているのかを明らかにする。.
- 2004-12-20