ノートパソコン全員保有のもとでのノートパソコン活用度に関する実証分析 : 社会科学系大学におけるアクセスログの分析をもとにして
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概要
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「教育の情報化」のための情報基盤整備の有力なアプローチの一つとして「ノートパソコン活用型」アプローチがある。本稿では、「ノートパソコン活用型」アプローチを採用する場合に、特に社会科学系大学・学部において直面する可能性の高い問題の一つであるノートパソコン活用度の問題-学生が実際に期待通りのノートパソコン活用をおこなうかどうかという問題-を取上げ、嘉悦大学におけるノートパソコン利用状況データをもとに実証的な検討をおこなう。具体的には、理系に比べてコンピュータを直接に活用する授業の少ない社会科学系大学において全学生にノートパソコン保有を義務づけた場合に、学内外でどの程度のノートパソコン利用率となるのか、ノートパソコンを利用する授業がなければ学生はノートパソコンを利用しなくなるのではないか、学生は学内でノートパソコンではなくデスクトップパソコンを利用するのではないか、などの現実的な問題点に対して実証的な検討を加える。結論として、社会科学系大学・学部においても、「ノートパソコン活用型」アプローチは、情報基盤整備の有望な選択肢であることを示す。
- 嘉悦大学の論文
- 2005-04-30
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