日本民衆歌謡考
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概要
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日本の民衆歌謡(「小歌」)は、日本の『自然』にはじまり、日本の『自然』に終る「ウタ」であります。(終りが始まりだ、ということが「ウタ」の特性であります)。日本の『自然』が、他ならぬ私達一人ひとりであるという自明の事実・アタリマエのことにそう生涯こそ、私達が生きて在る使命であると言ってよいので、そのために、常時、覚醒と自覚・実践を促してやまないものが「ウタ」に他なりません。日本の「ウタ」に素直にそい、「ウタ」を生きるなら、それは、人の永世にまで及ぶと言ってもいいでしょう。日本の『自然』の生々流転が永久であり、同時に瞬間であることによって、そう確信できるものであります。
- 嘉悦大学の論文
- 2004-12-31