『拍案驚奇』巻三十一における「陸信州」とは誰か(人文社会科学編)
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概要
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凌濛初著の『拍案驚奇』全四十巻は、明代を代表する白話短編小説集である。この巻三十一は、妖術を使い、民衆を率いて蜂起したと言われる、明代の唐賽児という実在の女性をモデルにした物語である。この物語の前には「入話」と言われる部分がある。そこに「陸信州」という人物が出てくるのだが、これまでこれが誰を指すのか明らかにされてこなかった。そこで物語を読み解く鍵の一つとして、「陸信州」とは一体誰なのかを明らかにしてみたい。
- 福山大学の論文
- 2003-03-01