運用能力重視の授業に関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現行指導要領で言及されている基本的・実践的コミュニケーション能力とは、単に意思伝達の成否が問題となる技術ではなく、文法上の正用法・発展的語法能力に依存する部分がきわめて大きい、学校教育的な意味合いでの言語運用能力と理解しなければならない。このため意味主導型指導と「かたち」主導型の指導が双方で入れ込み合う授業を構想し、コミュニケーション能力の主要な要素が「かたち」から「意味」へと段階的に発展していく指導の流れを確立する必要がある。本稿では具体例を示すことにより、それぞれの段階で豊富な授業技術が開発されることを期待する。
- 新潟医療福祉大学の論文
- 2004-11-24