ため池の気象緩和効果に関する基礎的徴
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概要
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ため池の気象緩和効果について、勅使ヶ池を対象に、2年間にわたり基礎的な気象要素の観測を行った。その結果、ため池には、夏期は日中、夜間とも周辺の気温を下げ、冬期は周囲の気温を上げる気象緩和効果があり、その大きさは、いずれの場合もほぼ1℃前後以下であると推定される。ため池の周辺への気象的影響範囲はため池から高々数十mの範囲までである。ため池周囲の日平均気温、日最高気温、日最低気温についても、夏期に比較対象地点より低く、冬期には逆に高く、気象緩和効果が認められることなどが明らかとなった。
- 富山県立大学の論文
- 2005-03-31
著者
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