現代青年の道徳性について : 認知欲求とセルフ・モニタリング傾向からの検討
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概要
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道徳性研究において,道徳的発達と認知的発達は密接に関連しているといわれている.認知構造の発達と同じように道徳性の発達も起こり,さらに認知発達が進むにつれて道徳性の発達も進んでいくというものである.一方、社会心理学における説得研究において近年応用されているものに,「精緻化可能性モデル(ELM)」がある.これは,その動機づけと情報処理能力(認知欲求)によって態度変容の方略が異なるというものである.また,社会的状況における個人の行動を規定するものとして「セルフ・モニタリング理論」がある.これは,行動がその状況や他者の反応に基づいて行われるか,自己の内的状態や態度に基づいて行われるかには個人差があるというものである.本研究は,道徳性の発達段階と認知欲求,セルフ・モニタリング尺度を測定することによって,その関連性を検討した.
- 2005-02-01
著者
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