性産業労働者(CSW)でのSTD感染に関連する要因の検討 : クラミジア感染とコンドーム使用状況を中心として
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概要
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大阪の某診療所を2001年の4ヵ月間に受診したCSWにコンドーム使用状況やSTDに関するアンケート調査と一部に血清抗体検査を実施した。コンドーム使用は性行為相手、性行為形態により差が見られた。お客相手のオーラル***ではコンドーム使用率は8.7%と低く、腔性交時の63.8%と比較して有意に低かった(p<0.001)。また性行為対象が彼氏・夫の時では、これらのコンドーム使用率はそれぞれ、9.2%、23.3%であった。コンドーム非着用でクラミジア感染の危険性認識は腔性交の場合では93.2%、オーラル***では68.2%であった。最も罹患が多かったSTDはクラミジアであり、感染危険要因の分析を抗体陽性率で検討した結果クラミジアCTIgGの陽性率と有意な関連がみられた要因は、顧客数(20人未満/週)、ピルの服用、彼氏・夫とのオーラル***/膣性交でのコンドーム不完全使用であった。
- 神戸大学の論文
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