日本で発生するジャガイモYウイルスえそ系統に特異的なマウスモノクローナル抗体の作製とその解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ジャガイモYウイルスのえそ系統と普通系統は血清学的に類縁関係があり,ウサギポリクローナル抗体を用いた場合は普通系統で吸収しても,交叉反応の除去が困難である。そこで,えそ系統で免疫したマウスから常法でハイブリドーマ作製して,えそ系統と反応するが普通系統とは交叉反応しないハイブリドーマを選抜して,酵素標識抗体法でえそ系統を検出する手法を確立した。この手法を用いてジャガイモYウイルス分離株を調べたところ,接種実験で普通系統と判定される分離株の1つがえそ系統特異的モノクローナル抗体と反応し,普通系統とえそ系統の病原性の違いは外被タンパク質によって決定されていないことが示された。
- 明治大学の論文
- 2002-03-25