糖尿病ラット肝臓中の転写因子NFκBの動態
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概要
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インスリン分泌不全による糖尿病動物を作成し,肝臓中のストレス応答性転写因子NFκBとその関連因子の動態について解析を行った。その結果,糖尿病ラットにおいて,肝臓中のNFκBp65サブユニット量が増加することを見いだした。また,肝臓中のp65量が増加する一方で核内のp65量は減少し,核内因子のNFκB結合配列との結合活性も減少していた。これらの結果から,糖尿病動物においては細胞質でp65サブユニット量が増加し,NFκBの活性化以外の何らかの生理的役割を発揮している可能性が示された。
- 明治大学の論文
- 2003-11-25
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