個人の自立と日本的経営の再出発(島田恒教授退職記念号)
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概要
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この論文は,筆者が龍谷大学に非常勤講師として就任以来,13年間にわたり担当を続けてきた「日本的経営論」に関わるものである。筆者は講義のなかで,日本的経営に関わる多面的な問題を論じてきたのではあるが,組織に参加する個人の自立についての関心がいつも問題意識の中心にあった。筆者退職記念論集を出してくださる機会に,この問題に関わる論文を寄稿させていただくことにしたい。日本的経営をめぐって,個人の自立に関わる筆者の現時点での到達点である。同時期,片岡信之編『現代企業社会における個人の自律性-組織と個人の共利共生に向けて-』の1つの章を執筆担当する機会があり,この問題について論じた。片岡信之先生および出版社文眞堂の許可を得て,その一部を改め転載させていただくものである。
- 2004-08-31