市販みかんの時期による成分変化
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概要
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1)みかんの個々の平均重量は四月になっても急に減少しているが可食部の割合,見かけの比重の減少はない。2)みかん中のクエン酸とPHは相関関係にあり時期によってクエン酸の量は明らかに減少する。3)荷重の還元糖量は3〜4%内外であり時期による変化はほとんど見られない。4)果汁中の還元型V.Cは三月下旬から四月にかけて減少した。5)V.Cをみかんから摂取しようとすれば,最も安価且つ多量に摂取し得る時期は十二月,一月である。この時期にV.C一日量の1/2即ち30mgを摂取するには中位のみかんを1乃至1 1/2箇食べればいゝ。
- 大阪夕陽丘学園短期大学の論文
- 1957-03-25