小規模組織における情報システムの事例研究 : 『新短ネット』の企画と導入事例
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概要
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大規模な組織体にとどまらず,小規模でかつ財務的に余裕のない組織体において更なる情報化を推し進めていくためには,限られた資源を効率よく配分した有効性と機能性の高い情報システムを構築することが不可欠である。そのためには,情報システムを理解し活用することのできる人材の投入と,それを活用した仕組みを構築することが重要となる。しかしながら,規模が小さくまたシステム化の経験が少ない組織体において,このような能力を持った人材と仕組みの構築は大変難しい。これが,小規模組織体において情報システムの効率的な導入・活用を困難にし,情報化投資の非効率を発生させる主たる要因となっている。本稿では,システム化が未発達の小規模組織体において,実際に導入された情報システムの事例を紹介している。本稿でとりあげる主な情報システムは,筆者が勤務する新島学園短期大学において,現在運用されている"教育用ポータルサイト"といわれる一連のシステムである。本稿では,当該システム以前に発生していた問題点を明確にし,当該システムがどのような目的で導入されたのかを示す。また,当該システムを導入する際のさまざまなプロセスを明らかにすることで,小規模で情報化の経験が少ない組織において,どのように情報システムを導入していけばよいのかを検討する。
著者
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