法学教育における授業内容・方法改善の試み : 法科大学院創設にあわせて(松野みどり教授 退官記念論文集)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
法科大学院創設を前に、法学教育の改革が進んでいる。教育改革は常に教育効果を中心に具体的に考える必要があり、授業内容と授業方法の改善がともに求められている。筆者は平成15年度に金沢大学法学部専門科目「裁判制度」を担当(15回中5回担当)するにあたり、内容・方法に工夫を試みた。受講生アンケートにより、(1)環境問題や医療問題等、従来の法制度では対応が困難で、かつ法的な問題解決が求められている社会問題を題材にすることは受講生の関心を集めやすいこと、(2)「ミニッツペーパー」を使用して授業時間内に授業のまとめを各自にさせることは授業内容の理解を深め、その内容を次回に紹介することは他の受講生の意見がわかって参考になること、(3)プロジェクターを使った授業は受講生に比較的受け入れられやすいことが判った。法科大学院を含む法学教育改革の参考資料として提示する。
- 金沢大学の論文
- 2004-03-25
著者
関連論文
- 生体肝移植の適応拡大--臓器移植法改正論議の前提とし
- 法学教育における授業内容・方法改善の試み : 法科大学院創設にあわせて(松野みどり教授 退官記念論文集)
- 臓器移植法改正問題と「移植医療の適正な実施」 : 支え合い医療実現に向けた医学教育の改善提案を中心に
- 大学教員を対象とした授業改善の現状と課題に関する調査