子どもの不適応行動を捉える視点について : 県子ども・障害者相談センター電話相談ケースの検討を通して(教育臨床・学校教育相談研究プロジェクト)
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概要
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教育現場や家庭において,子どもの不適応行動をみる視点として心理的要因や環境的要因から偏って捉えられている現状がある。しかしその視点のみでは問題解決となり難く,その視点によって二次的問題を引き起こす場合や,不適応行動そのものが二次的な情緒障害である場合が考えられる。そこで本稿では県子ども・障害者相談センター電話相談におけるケースを取り上げ,認知的特性の視点からそれらのケースヘのアプローチを試みた。この視点から問題を見ることは,「最も困っているのは誰か」という発想の確認へと繋がるものである。
- 和歌山大学の論文