英語歯科用語に関するテスト項目の研究(1) : 項目困難度,項目弁別力指数,モデルとデータの適合度の検討
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概要
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本研究の目的は,英語歯科用語のテスト項目を作成し,それぞれのテスト項目の項目困難度,項目弁別力指数とモデル適合度を検討し,より適切なテスト項目の作成に寄与することである。18のテスト項目を作成した。各項目は,英語での歯科用語と4つの選択肢からなる。4つの選択肢のうちの一つは,あて推量を排除するための選択肢である。被験者は,歯科衛生士学科に所属する短大1年生75名である。18項目について古典的テスト理論による分析と項目応答理論による分析の両方を行った。各項目を項目困難度の観点から分析した場合,最も適切なテスト項目と考えられるのは18項目中,項目(14)だけであった。易しいと考えられる項目は14項目あった。項目弁別力指数の観点から分析した場合,項目(1)が不良項目で除外若くは改善の余地があると考えられ,項目(9)は改善の余地がある。モデルとの適合度の観点から分析した場合,項目(1)(9)(10)の3項目がモデルと適合せず,テスト項目から除外した方が良いとみられる。以上の分析を基にしたうえで,モデルとの適合度を重視し項目(1)(9)(10)を作成し直すことにした。今後,更に,実験を重ね適切なテスト項目を多く作成集積し,item bankの完成につなげたい。
著者
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