医学教育論 : 教育原理,成人教育学,専門家(プロフェショナル)教育理論より医学教育を考える
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概要
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日本の医学教育は従来,時間制で全科目必修であったが,現在は原則単校訓で科目の改変再編が顕著に進み,基礎・社会・臨床医学のみならず教養科目との統合(インテグレーション)が進行している.また,新しい教育原理や成人教育学理論に基づいて,教授方法も講義から少人数チュートリアルなどによる問題基盤型学習(PBL-tutorial)へ,また,プロフェショナル教育理論に基づいて,臨床実習も見学型から診療参加型のクリニカル・クラークシップヘと移行しつつある.また,個々の大学の多様性を盛り込んだ特色あるカリキュラムの採用が進んでいる.このような変革の時代にあって,改革の方向を正しく見据えて対処するためには,教育改革の根底にある教育理論を理解することが重要と考えられる.現在進行している教育改革を教育原理,成人教育学,専門家教育論などの教育理論から概説する.
- 奈良県立医科大学の論文
- 2005-04-30
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