岡崎学園国際短期大学の学内林
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概要
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岡崎学園国際短期大学の学内林を調査した。89種の維管束植物を確認し、その多くについて生態学的意見を付した。樹林はアカマツ、落葉広葉樹、常緑広葉樹からなる一種の二次林である。樹林はかつて里山として利用されていたが、1960年代以後放置され、常緑広葉樹林へと遷移が進みつつあると考えられる。学内林には多くの効用を指摘できる。短大の教職員・学生の心身への好影響、短大の景観の美化、短大の教育・研究のための材料提供、などである。樹林の効用は学内に止まらず、地域の環境に、そして地球環境へと及ぶ。学内林を保全するための指針を提案した。
- 人間環境大学の論文
- 1998-07-31