近代における二字漢語「-然」の展開と定着
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概要
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漢語接辞「然」を構成要素とする二字漢語「-然」は、近代の国語辞書と小説において出現の様相が異なる。小説において字音語と熟字使用でゆれていたこと、会話での「-然」の多くは書生を中心とした教養層が用いることから、当時まだ「-然」が日本語の語彙として定着していなかったためであると思われる。
- 1998-11-20
漢語接辞「然」を構成要素とする二字漢語「-然」は、近代の国語辞書と小説において出現の様相が異なる。小説において字音語と熟字使用でゆれていたこと、会話での「-然」の多くは書生を中心とした教養層が用いることから、当時まだ「-然」が日本語の語彙として定着していなかったためであると思われる。