Stevens' "Unhomely" Home : Profession as Home in Kazuo Ishiguro's The Remains of the Day
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概要
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本論は、カズオ・イシグロの『日の名残り』において主人公の母親が描かれていないことの不自然さに注目し、フロイトのUnheimlichに基づくHomi BabaのUnhomelyという概念を用いることによって、Stevensの「家庭」の意識が「仕事」と相対するものではなく、母なき彼にとっては仕事の場こそが「家庭」であったということを、綿密な検証によって明らかにし、この作品を、そのUnhomelyなHomeから主人公が開放される過程を描いた小説である、と結論づけている。
- 金沢大学の論文
- 2005-03-24
著者
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