認知的統制の機能に関する健康心理学的研究(教育心理学関係博士論文要旨(2003年10月〜2004年9月))
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概要
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認知行動療法はセルフコントロールを重視する。本研究では,認知行動療法的なスキルを自発的に用いる傾向,(認知的統制)の尺度を開発した。この尺度は,論理的・積極的な問題解決スキル(論理的分析)と否定的な思考から距離をおくスキル(破局的思考の緩和)の2因子からなる。一連の共分散構造分析の結果,「論理的分析」が「破局的思考の緩和」を強め,「破局的思考の緩和」が抑うつ・不安などの症状を低減することが分かった。
- 日本教育心理学会の論文
- 2005-03-30