カウンセリング心理学の授業における進路選択支援
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概要
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カウンセリング心理学の授業において進路選択支援のプログラムを施行した。プログラムの効果を測る為に初回と最終回に,進路選択のための自己効力尺度(CDMSES, 浦上1995)と書き込み満足度の自己評価を含むキャリア計画シート(CPQ)を施行した。4回のうち3回以上出席した50名の学生のデータが実験群資料として分析された。対象群のデータは他のクラスでCDMSESに回答した43名の者により構成される。12名の者はCPQにも回答した。実験群のCDMSES得点は有意に上昇したが,対照群の得点は上昇しなかった。実験群のCPQの書き込み満足度自己評価もまた有意に上昇したが,対照群はしなかった。これらの結果は本プログラムに効果があったことを示していよう。各プログラムの効果を実験群に判定してもらったところ,諸得点が向上した学生は学生自身の積極的努力を要するプログラムを高く評価していた。
- 2005-03-30
著者
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