企業における人材育成の課題(2004年度日本経営教育学会第50回全国研究大会)
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概要
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本報告は学会発足以来継続している研究プロジェクトの過去2年間にわたる研究活動状況を報告するものである。本研究プロジェクトは学会発足の趣旨である「実学一体」を実現すべく、実務界と学会の参加メンバーで報告者のテーマに関する報告を受けた上で率直かつ活発なディスカッションを行うことを特徴とする。本報告では「これからの経営と人材育成」を統一テーマとする各報告のうちから、3つのテーマについて、その報告内容の要約と討議の主な内容について報告するものである。創造 (イノベーション) については、中松義郎の「創造学講義」と板垣 宏の「企業における研究開発と人材育成」を取り上げる。企業倫理については、小林 基茂の「企業経営の実態に迫る」と飫冨 順久「経済社会の倫理を問う」を取り上げる。人材育成については、村田 昭治「いま企業リーダーに求められているロマンと資質と行動力を問う」、増田 茂樹「「実学一体」の意味-経営に役立つ経営学とは何か」、杉山 定久「企業経営と人づくり」の3つの報告を取り上げる。いずれも学会と実務界の報告者による異なる立場からの報告である。本研究プロジェクト参加メンバーの多くの意見として、増田の報告のテーマである「実学一体」の趣旨を生かした学会活動を活性化するためには、より多くの実務界の参加メンバーを求め、A (アビリティ) の向上に努めることを期待している。
- 日本マネジメント学会の論文
- 2004-10-08
著者
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