「サービス・ラーニング」を通じたNPO法人と大学のマネジメント相互学習の可能性(2004年度日本経営教育学会第50回全国研究大会)
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概要
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NPO法人と異なる組織間の協働は、筆者が勤務する短期大学と「サービス・ラーニング」という授業方式を取り入れることにより実現され、2001年4月から2004年3月までの3年間取り組まれてきた。ところで、「サービス・ラーニング」という手法は、非営利組織の業務ニーズと大学側の学習ニーズとを結びつけた、「体験学習」をベースとした授業方式であり、この方法論を用いることで、NPO法人の抱える業務改善課題の解決に応えるべく、双方の組織における相互のマネジメント学習の可能性を追求してきた。そこで、この3年間の取り組みをNPO側のボランティア会員および事務局スタッフに対してアンケート調査を実施することで、どれくらいNPO法人にとって効果があったかを確認することを本研究の目的として設定した。そして、調査結果から、「サービス・ラーニング」を通じたNPO法人と大学とのマネジメント学習における協働の効果は、アンケート回答者数が少なかった点が問題としては残るが、このプロジェクトが実施されてきたこと、また今後の期待に対する意義について、「たいへん」また「ある程度」有意義であると感じたメンバーが回答者の半数以上確認され、大方の支持が得られたと理解される。
- 日本経営教育学会の論文
- 2004-10-08
著者
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