リン封鎖が有機性汚泥の資源化に及ぼす影響
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概要
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コンポスト化は、産業廃棄物として排出される有機性汚泥の主要な資源化技術であり、山形県庄内地方おいては、下水汚泥や生ゴミを資源化するために市町村で採用している例が多い。コンポスト化の工程は、発生した汚泥を脱水し、更に副資材を添加することで発酵に最適な水分に調整し、主として好気性微生物の働きにより短期間で堆肥とするものである。本研究は、鶴岡市コンポストセンターで発生した発酵過程内における障害について発生原因を追跡し、汚泥の脱水行程に用いる助剤の成分が発酵に影響を及ぼすことを確認し、特に助剤によるオルトリン封鎖が発酵障害の主要な原因となることを明らかにしたものである。
- 東北公益文科大学の論文
- 2001-04-08