戦後日本の家計貯蓄に関する実証的研究 : コインテグレーション分析によるアプローチ (森一夫教授古稀記念論文集)
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概要
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本論文では国民経済計算の1958年から1998年のデータを用いて日本の家計貯蓄の決定要因について分析する。マクロ経済の変数間にしばしば観察される「見せかけの相関」に対処するため、本論文ではユニットルート検定、コインテグレーションテスト、誤差修正モデルの推定で構成されるコインテグレーション分析を行う。また、得られた推定式から各説明変数の家計貯蓄変動に対する寄与率を計算することで、戦後日本の家計貯蓄変動の説明を試みる。This paper analyzes the determinants of Japan's household saving using National Income Accounts data for the 1958-1998 period. In order to deal with spurious regressions often observed among macroeconomics variables, it employs cointegration analysis that consists of unit root tests, cointegration tests, and the estimation of error correction model. In addition, the behavior of household saving is explained by calculating the contribution ratios of each explanatory variable to the change in household saving.
- 同志社大学の論文
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