英語の強調発話が反映する韻律変化と補償 : 第2文型進行形の事例
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概要
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第二文型(進行形)の英語文を音声資料として、英米各1名の英語母語話者が、各構成要素を強調しながら発話した。中立発話と対照しながら強調発話を構成する項のピッチ、長さ、音圧レベルを測定した結果、強調は、程度の差こそあれ、いずれの韻律特徴にも数値の増大となって反映された。また、ある項が強調され、その数値が大きくなるのと同時に、他の項の数値が小さくなるという補償現象も認められた。補償により、話者は、強調項と強調しない項とにかけるエネルギーを調整しながら、ひとつの文を発話する際には一定量のエネルギーを用いることが推断される。そして韻律特徴の数値変動より、話者は、ある項を強調する際には、文章の意味語群をひとつの単位として意識して発話している様子が示唆された。韻律変化の具体例としては、機能語を強調して発話する際には、しばしば強形が用いられるため、内容語より伸張率が高く、機能語が意味語群の先頭に位置した場合は、特に大きな伸張となった。なお、定冠詞は、後続項の強調(伸張)と共に、伸張したが、これは定冠詞と後続項の連結の強さを示唆するものと考えられる。最後に、今回調査対象とした韻律特徴以外にも、ポーズや音質の変化が強調の誘因となることも例証された。
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