植物による水輸送機構の基礎研究(工学)
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概要
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本論文では,環境にやさしい水輸送という観点から,植物における水輸送機構について注目した.とくに,植物の根の部分の水輸送に対する浸透圧の効果を明らかにするために,植物の根のバルクモデルおよび細胞壁を考慮したモデルを用い,半透膜を介して通過する水輸送量の時間変化を実験的に追究した.その結果,1)植物の根のバルクモデルの半透膜を通過する水の増加体積はある時間までは増加するが,その後は減少する.2)細胞壁を一層としたモデルはバルクモデルにおける時間経過に伴う増加体積の変化傾向に類似している.3)細胞壁モデルにおける実験から半透膜の枚数が少ないほど浸透圧は大きくなることなどを明らかにした.
- 舞鶴工業高等専門学校の論文
- 2004-03-10
著者
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