研究サブ・グループ6 ダイオキシン類の発癌性への影響(平成14年度麻布大学公的研究助成金事業研究成果報告)
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概要
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比較的低用量3,3',4,4',5-pentachlorobiphenyl(PCB126)胎生期暴露で7,12-dimethlvenz(a)anthracene(DMBA)誘発乳腺発癌が亢進するのに対し,高用量PCB126胎生期暴露では発癌が抑制させることを報告した。本検討ではDMBA投与時(生後50日齢)のラット乳腺の発達について検討した。250ng投与群では他の群と比較して有意なterminal end buds(TEB)の増数,さらにalveolar buds and lobules(ABL)の減数が認められた。これに対し,7.5ug投与診では他の群と比較して有意なTEB,ABLの減数が認められた。比較的低用量PCB126投与群で特にTEBの増数が認められたことが,問診でのDMBA誘発乳腺発癌の亢進と関係することが示唆された。
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