インフルエンザの見分け分 : インフルエンザの症状と診断(<特集>都民公開講座 かぜとインフルエンザ)
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概要
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インフルエンザの場合は38℃以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛など全身の症状が強く,あわせて普通のかぜと同様の,のどの痛み・鼻汁などの症状も見られます.さらに,気管支炎・肺炎・小児では中耳炎・熱性けいれんなどを併発し,重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です.今まで風邪のために処方されていた薬の残りや,他人に処方された薬は決してのまないようにします.特に,解熱剤は,脳症との関係も指摘されており,必ず,医師の診断をうけてからもらった薬のみを服用して下さい.症状が出てから48時間以内に服用すると有効な,抗インフルエンザ薬が開発されています.ですから,病院には,症状が出てから48時間以内に受診することが重要です.感染予防は,マスク着用と頻回の手洗いに尽きます.予防的に,抗インフルエンザ薬を使うことは,通常の状況では行われません.
- 2004-06-30
著者
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