ソーシャルワーカー養成の一方法 : 模擬相談者との面接を体験させる方法を使って
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概要
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ソーシャルワーカーを養成する一方法として、筆者は「社会福祉基礎ゼミI」を利用し、模擬相談者との面接を体験させる方法を採り人れた。筆者のゼミでのテーマは「保健医療機関におけるソーシャルワークの展開」である。このゼミは、保健・医療機関のソーシャルワークの機能について理解を深めさせることを目的としている。 この方法による面接を始める前に、「業務指針」の簡単な解説と、事例の紹介を行い、保健・医療機関におけるソーシャルワーカーの働きについて講義した。 学生は模擬相談者(50〜60歳代のボランティア)との面接に緊張感をもって臨んだ。この体験は学生の学習意欲を高めたように感じる。なぜなら、学生は「病院のソーシャルワーク部門をぜひ見学したい」という強い要望を出すようになったからである。 対象は2年次の学生であり、学生数は18名である。
- 新潟医療福祉大学の論文