新潟県における先駆的な住民福祉活動事例の調査研究 : 地域福祉推進の現状と課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2000年に制定された社会福祉法は、地域福祉の推進主体の一つに地域住民を位置づけた。従って、地域住民が地域福祉の推進主体としてどのような課題を担うのかを明らかにすることは、今後の地域福祉研究における重要なテーマである。しかし、地域住民が担うべき特定の公式化された課題が存在するわけではなく、地域住民による自発的で多様な市民福祉活動を発展させていくこと自体が当面する課題であると考えられる。 本論文では、全国的にみても先駆的な市民福祉活動であると評価できる新潟県における二つの市民福祉活動事例について調査研究し、これらの活動が地域福祉を推進するために果たしている役割について明らかにした。また、先行研究に拠りながら、今日の地域社会が抱えている福祉問題の性格を解明するとともに、それを解決するために求められる市民福祉活動の課題について提起した。
- 新潟医療福祉大学の論文
著者
関連論文
- 参加者の視点からみた高齢者「ふれあい・いきいきサロン」の意義
- 「市民」概念を用いた「地域福祉の推進主体としての地域住民」についての考察
- 新潟県における先駆的な住民福祉活動事例の調査研究 : 地域福祉推進の現状と課題