『パイドン』における魂不死の証明の構想(三) : "同族性"による証明(78b-81a)

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概要

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• プラトン中期対話篇の中の代表作の一つである『パイドン』においては<魂不死の証明>がいくつか試みられている。小論においてはそのうちの第三の証明,研究者間では通例<同族性の議論Affinity Argument>と呼ばれる魂不死の証明について論じることとしたい。その際の基本方針は,『パイドン』における魂不死のさまざまな証明が別々に論じられることが通例であるのに反して,われわれとしてはそれらの証明が不可分な統一体を成すことを示すという点に存する。

• 中部大学の論文
• 2004-03-31

著者

• 小野木 芳伸

  国際文化学科

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