丸ノ内地盤沈下及び地下水水位の毎日の測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
昭和10年丸ノ内地盤沈下に關する二、三の資料を、昭和11年本所、深川の地盤の地盤沈下に關する二、三資料を、昭和12年丸ノ内の地盤沈下に關する研究を報告したが、その後沈下原因考究の目的を以て、沈下の状況を詳細に知るために、毎日の沈下量を測定することを企圖して、その装置を考慮し、之を實施して、1ヶ年に渉り日々の沈下量を測定した。また私の謂ふ所の「第2地下水々位」を測定する可き水位計を設備し測定した、その結果の報告である。 而して1ヶ年の沈下量48.5mm,夏季に於て沈下最も大、而して地下水々位との關係は、地下水々位が低くなる時、沈下増大することを知り得た。即ち私が沈下の第2原因を第2地下水の下降に置いた事の證明は出來た理である。尚、丸ビル前に於ても同様の沈下測定を實施したがそれも附記した。
- 社団法人日本建築学会の論文
著者
関連論文
- 45) 地盤沈下の機構に就て
- 34) 東京の地盤沈下とその對策
- 市街地建築物法施行規則中の荷重及許容應力度に關する條項の改正建議に就て
- 12) 丸の内地盤沈下の研究
- 丸ノ内の地盤沈下及び地下水々位の毎日の測定
- 丸ノ内地盤沈下及び地下水水位の毎日の測定