韓国大邱市の大規模都市緑地の保全と活用に関する研究(平成8年度 日本造園学会研究発表論文集(14))
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概要
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本研究では,韓国の大邱市に存在する7ヵ所の大規模な都市緑地を対象として,都市緑地が保有する物的ポテンシャルの評価結果と居住者の緑地に対する意識評価結果との相互関係を捉えることにより,保全と活用の視点から都市緑地の整備の方向性を探った。その結果,大邱市での都市緑地の利用は,江戸期の日本の物見遊山的利用が中心となっており,この歴史的文化的背景は今後の緑地整備において充分配慮すべき事項であることや緑地が保有する自然環境を背景として,緑地利用の活性化や微気象調節効果,自然性の供給効果などが顕在化していることから,自然環境の保全を基調とした活性化方策を探ることが重要な課題であることを明らかにした。
- 社団法人日本造園学会の論文
- 1996-03-29