明治末期における都市公園の近代化と学校体育(平成8年度 日本造園学会研究発表論文集(14))
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概要
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明治末期の東京における小規模公園に関するニつの出来事は,わが国の都市公園の近代化プロセスにおいて重要な意義を有している。本稿では,学校教育とりわけ学校体育と関連づけて,都市公園の近代化プロセスを考察する。明治30年代以降,学校体育の整備が進展する一方,学校の運動場の整備は順調には進まなかった。また,同時に社会教育の重要性が認識されるようになることもあいまって,体育の空間を都市のオープンスペースに求める発想が生まれた。その結果,公園も運動場として整備される必要が生じることになった。したがって,明治末期の都市公園の近代化は,体育の整備・展開プロセスに大きな影響を受けていた,との結論を得ることができる。
- 1996-03-29
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