はぶ毒出血因子1に対するマウス型モノクローナル抗体検出系の検討
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概要
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はぶウマ抗毒素は、ハブ咬症の治療薬として用いられているが、ヒトには異種蛋白であるため、重篤な副作用の危険性は避けられない。はぶヒト抗毒素を使用すれば、問題はないが非現実的である。この問題を解決するためには、ヒト型モノクローナル抗体が必要となる。その開発の第一段階がマウス型モノクローナル抗体の作製であり、その作製時には、抗体スクリーニングとして、高感度かつ迅速な抗体検出系が必須となるので、はぶ毒出血因子1(HR-1)に対するモノクローナル抗体の高感度な検出を目的としてELISA法を検討した。検量線は抗HR-1 0.0005u/ml〜0.01u/mlの間で直線性が認められ、この範囲内で抗体の測定が可能となった。また、ハイブリドーマ培養上清の抗体測定において用量反応性に直線性が確認された。
- 熊本保健科学大学の論文
- 1998-03-15