明度の反転と画像の対称操作によるビデオフィードバック系
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概要
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video-feedbackは,TVの2次元画像をTVカメラで再撮影するシステムである。TVカメラの倍率,TVとカメラの位置・相対的回転角を調節すると,2次元の帰還系となる。この帰還系は非線形の再帰系であるから,カオスを生成し,フラクタル画像が生じる。我々は,画像の水平軸と垂直軸,明度に対して対称反転することの出来るTVカメラを使い,2次元画像の対称操作依存性について調べた。テレビ画像の1画面のインターレス時間は1/30秒である。TVカメラを点対称反転となるように設定すると,4フレーム(1/7.5秒)毎に,倍率と対称性に対応した画像が現れる。しかし,TVカメラの絞りを調節すると,数秒に1回程度の割合で対称パターンを生じることを見いだした。これは,画面上のスポット光が,光の重ね合わせと対称性により現れていることで説明される。
- 兵庫県立大学の論文
- 2004-02-27
著者
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