利き手考(III) : 筋感覚依存による空間知覚と重量知覚の差異について
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概要
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脳優位性の観点から,実験手順はまったく同一の筋感覚テストを右手利きの二つのグループに実施した。第1のグループは拇指角度の弁別を,第2のグループ拇指による重量の弁別を行わせた。空間知覚は筋感覚依存の場合も右脳が優位であることから,左手での成績がよいことが考えられた。重量知覚は脳優位性の観点からは偏側性は予知できない。実験の結果は,拇指の角度弁別で左がよく,重量弁別では左右差は無かった。これらは説を支持するものである。これらのことから,利き手を機能的優位性として捉えると,課題の種類により利き手は決定されること,及び質問による場合には運動プログラムに影響されない項目を作ることの重要性が示唆された。
- 東京聖栄大学の論文
- 1987-12-20
著者
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